会計および財務報告の義務

会計および財務報告の義務−BOIより


2.報告義務

2.1 会計帳簿および監査報告

会社は会計帳簿を保管し、民商法典、歳入法典、会計法の規定に基づき会計手続きをとらなければならない。

書類はタイ語訳が添付していれば何語でも可である。会計勘定の計上はすべてインク、タイプまたは印刷によるものでなければならない。

2000年会計法第12条で会計の保管に関する規定がある。

「会計の保管に関し、事実および会計基準に基づき、会計が事業の結果、財務状況が表せるように会計の責任者は、簿記係に完全にかつ正しく会計の

計上に必要な書類を手渡さなければならない。」


2.2 会計期間

新設の会社は登記より12ヶ月以内で決算を行わなければならない。

その後、12ヶ月ごとに決算するが、回帰期間を変更する場合は国税局の局長より書面による許可を受けなければならない。


2.3 報告義務

法人になった会社、パートナーシップ、外資会社の支店、ジョイントベンチャーはすべて各会計期間の財務報告を作成する義務がある。

その財務報告は公認監査により監査され、その意見をもらわなければならない。

ただし、総資本、資産、収入が省令に定められた金額を越えない、タイ法律下で登記されたパートナーシップの財務報告を除く。

そのタイの法律の下で設立し、収入は、閣僚級規則に定める以上のもの。

業績報告は会社の監査に認可され、株主に承認され、MOCの事業開発局および経済省(MOF)の国税局に提出されなければならない。

民間企業の場合、取締役に、会計年度の決算日より4ヶ月以内で年次株主総会を開催し、監査された会社の財務報告に承認を受け、株主総会日より

1ヶ月以内で監査された財務報告および必要書類を登記官に提出する義務がある。

ジョイントベンチャーを除く支店、駐在員事務所、地域事務所など外国企業の場合、支店のマネージャーが監査された財務報告の写しを会計年度の

決算日より150日間以内で登記官に提出しなければならない。株主の承認は不要である。

公開株式会社の場合、取締役に、会計年度の決算日より4ヶ月以内で年次株主総会を開催し、監査された会社の財務報告に承認を受ける義務がある。

監査された財務報告書およびその財務報告を承認した株主総会議事録の写しをそれぞれ1部を取締役に証明され、総会日現在における株主名簿と

ともに株主承認日より1ヶ月以内で登記官に提出しなければならない。また、最低1日その財務報告を新聞に掲示しなければならない。


2.4 会計原則

一般的に、米国で実践されている会計原則、会計処理方法、法律に認可された規則はタイでも認められている。

タイ公認会計士およびタイの監査インスティティュートが一般会計原則の適用を推進する主体となっている。

会社に適用された会計処理方法は一貫として使用されなければならない。国税局局長の承認がない限り変更できない。

注意すべき会計処理方法は以下の通りである。

減価償却: 資産の性質によりさまざまな償却率の使用が歳入法典で許可されており、その結果、償却期間が耐用年数の予測より短くなることもある。

最高償却率は義務では無く、資産の耐用年数の予測に基づいた率を使用してもよいが、帳簿にいったん低い率を使用したら、税務申告にも同じ率を

使用しなければならない。

年金制度の会計: 年金またはプロビデントファンドへの積立金は実際従業員に支払われたか、または国税局に認可され、公認ファンド・マネージャーに

よって管理されたものを除き、税務上控除の対象ではない。

連結: 外国あるいは国内子会社を持った国内の会社は税務その他政府への報告のために税務報告を連結することが義務付けされていない。

ただし、上場企業はタイ証券取引委員会に連結決算書を提出しなければならない。

法定準備金: 配当する度に事業より生み出された年次純利益の5%を登録資本金の10%になるまで法定準備金として充当されなければならない。

株式配当: 株式配当金は普通配当と同様に課税対象となり、登録資本の増資が承認された場合のみできる。

登録資本金は株主に購入されることが法律で定められている。


2.5 監査義務およびその基準

法人(株式会社、登記されたパートナーシップ、支店、駐在員事務所、外国企業の地域事務所、ジョイントベンチャー)の監査された財務報告は、

会計年度毎に公認監査に証明され、国税局および商業登記官に提出されなければならない。

しかし、500万バーツ以下で総収入3,000万バーツ以下、総資産3,000万バーツ以下の登録パートナーシップはその財務報告は公認会計士の認証は

不要である。

国際基準に服従した監査方法は、主にタイにおいても認識され実践されている。

更新:2011年9月17日

                          (出典:BOIより)