「加計学園」の獣医学部について現在、大学認可をめぐって、
問題になっています。
そこでこのことについて、書いてみたいと思います。
昔私が保健所に勤めていた頃、獣医師学科を卒業した同僚が
いました。
横浜の保健所で、動物がいないにもかかわらず獣医師という身分で
働いていたのを覚えています。
この名称自体が「獣」と言う名前があるので、「野蛮学」と思いました。
歴史をひもとくと、この獣医師は昔日本が戦争をしていた時に、
人力で兵器や食料を輸送していて、馬力は重宝しました。
つまり、輸送手段として馬力がもっとも重要なものでした。
その馬を調教する人として、獣医師が必要となっていました。
しかし戦争が終わり、時代が変り馬がだんだん不要になって
きました。
そうなるともうこの職種は、世間から見捨てられるようになって
きました。
しかし、制度だけは残っておりそのことが、現在ミスマッチに
なっています。
笑っちゃうことに、小動物を扱うことを専門にしています。
昔は、家畜がメインでした。
いまでは、この分野での需要はありません。
獣医師については、根本的に制度を変えない限り歪んだ状態が
今後とも続くことでしょう。