内部監査を教える内容(テキスト)-その3

                20150623

1 概略

(1) 内部監査とは、業務の効率化・不正の未然防止・事後の速やかな発見を可能にするために、社内に管理体制を設け業務監査

            (モニタリング)を行う組織機能のことをいいます。

           三様監査(外部監査、監査役監査、内部監査)に分けて説明すると、解りやすいでしょう。

           監査役監査は、取締役の職務の執行を監査することを目的としています。

            監査役監査は、取締役が不正な行為をするおそれがある場合や、法令や定款等のコンプライアンスを軽視した経営を行う恐れがある

          場合、取締役に対して必要な助言や勧告を行い、事態を未然に防ぐ役割を果たすことから、一般に適法性監査と呼ばれます。

         監査役監査は、業務監査と会計監査に分かれます。



(2) 内部監査の目的

      @ 経営目標の達成 A 事業目的の実現支援  B経営陣に対する貢献、です。

      つまり、従来の業務監査ではなく、会社繁栄が目的です       

(3) 内部監査の重要性

         会社は、継続することが不可欠となっており、この目的に沿う形で内部監査をします。

          会計監査は、主に財務諸表を中心に行ないますが、内部監査は主に内部統制をメインに行ないます。    

(4) 内部監査の法的根拠 

    会社法や金融商品取引法などによって、強制されていません。

    しかし、判例により内部統制が要求されています。

(5)内部監査人

   CIA(Certified Internal Auditor-公認内部監査人) 公的機関の認証ではありませんが、なぜか「公認」としています。

  日本内部監査協会が認定する公認内部監査人です。



2 内部監査と密接に関係する4つのポイント

       以下のキーワードは、きわめて重要

  (1) コーポレート・ガバナンス(企業統治)

  (2) インターナル・コントロール(内部統制)ー下記に説明あり

  (3) リスク・マネージメント

  (4) コンプライアンス(法令順守)



3 内部監査業務の内容

  (1) 内部監査業務の広報、宣伝

  (2) 内部統制構築済みに対するアシュアランス業務ー予備調査、本格調査、意見表明(具申)

  (3) 内部統制構築の為のアドバイサリー業務ー


4 監査技術

(1)監査リスク・ベースの監査手法ーーこの手法がノウハウ

    監査リスクを低減させるため、リスクの大きい順(潜在リスク、統制リスク、発見リスク)に監査資源を投入すること。

5 書式例(省略)

6 内部監査の基本用語

  監査目的、
  監査目標、
  監査対象
  監査要点、
  監査項目、
  監査範囲、
  監査意見、
  監査証拠、
  予備調査、
  本格監査、
  実地監査、
  監査調書、
  監査結果通知書、
  監査報告書、
  回答書、
  フォロー・アップ


7 練習問題(課題)――別紙

8 キーワードーー別紙

9 資料:みずほ銀行より

  内部監査を教える内容(テキスト)-その1

  内部監査を教える内容(テキスト)-その2

10 説明

   (1) インターナル・コントロール(内部統制)

      内部統制(インタナル コントロール 英:internal control)とは、組織の業務の適正を確保するための体制を構築していくシステムを指す。

     すなわち、組織がその目的を有効・効率的かつ適正に達成するために、その組織の内部において適用されるルールや業務プロセスを整備し

      運用すること、ないしその結果確立されたシステムをいう。

     広義には、組織の目的を果たすために責任者または経営者が整備・運用するものである。

     狭義には、 法律行為や財務報告における不正や誤りを防止するために経営者が主体となって整備・運用するものである。

    具体的には、組織形態や社内規定の整備、業務のマニュアル化や社員教育システムの整備、規律を守りながら目標を達成させるための環境整備、

    および財務報告や経理の不正防止が挙げられる。

     さらに具体的には、内部統制とは、基本的に、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の

    4つの目標が
達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、

    リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング及びITへの対応の6つの基本的要素から構成される。

    内部監査は、組織体の目標の達成に役立つことにある。このために、リスク・マネジメント、コントロールおよび組織体のガバナンス・プロセスの 有効性の

    評価、改善を、内部監査としての体系的手法と規律遵守の態勢とをもって行う。

内部監査についての質問とコメント

内部監査の勉強は、今日を持って終了20150709