タイ経済の現状
小林 豊 KIPE特別会員 タイ在住
1 GDP
製造業34%、サービス業(観光含む)27%、小売り業18%、不動産業13%、
農業9%(政府支出20%)輸出入関係データなし
以上のデータから、自動車産業、電子産業がメインと読める。
経済に対する見方、バンコクの人は徐々に回復傾向にある、北部の人は
変わらない、南部の人、悪くなってきている(ゴム生産に従事している人が多いため)
ビジネス関係者は、世界経済に連動していると思っている。
メーカーは、オーダーが入っているものの雇用の拡大につながっていない。
観光業は伸びしろがある。観光客の30%は中国人でこの国からの観光客が
大きく影響している。
2 国内消費について、一台の車の販売政策から5年が過ぎて、車を買い換える
時期になっている。
又は買い替えないで他の消費に回すのではないかという2通りの説あり。
3 雇用について
市内は建設ラッシュでトンボクレームを見ることができる。外国人の労働力で
建築業界は朗報
4 投資は外国企業頼みになっている。
5 車の生産台数
2013年、2,450,000台、2014年、1,880,000台、
2015年、1,910,000台、2,016年、1,940,000台、
2017年、2,000,000台予想
6 トピックス
タイはアセアン10カ国の中でシンガポールと共に高齢化少子化が進んでいる。
人口減に対応して付加価値を上げる生産が叫ばれている。
農業については、農産物が高く売れないので工業化の転換、技術移転を進めている。
人材育成に力を入れているものの、掛け声だけに終わっている。
タイは外資導入に頼っている。
そのためにインフラ整備、人材育成が必要と言われて久しい。
またIOTが流行するので、この分野に積極的に奨励している。